運命の相手は自分の思い描く人とは違うもの？

突然現れた神様！この人が運命の相手？

約１０年前のお話です。出会いは本当にありきたりでした。
気のないコンパに行ってみたらたまたま出会った社長さん。たまたま私のことを気に入ってくれ、何度も何度も美味しいご飯に連れてってくれました。当時２０代前半だった私には行けないような高級レストランやホテルにディナーに連れってくれ、お誕生日には素敵なプレゼントまでくれました。
本当に紳士な方でやらしいそぶりも無く…。ただ、私には５歳の差がすごく大きく感じ恋人と言うよりお父さんと言う感覚でした。

運命の相手は別の人？

彼は年齢とともに成功していき、会社も大きくなり、いつも私のため、私のためと尽くしてくれました。彼の植え付けもあり、いつかはこの人の奥さんになって大きなお家に住んで犬を飼ってマダムのような生活を…なんて想像もしたりもしていました。
そんな順調な中、たまたま行った海で別の彼に出会ってしまったのです！彼には感じなかったトキメキ、ドキドキ、正に恋する気持ちを感じたのは、彼と結婚指輪を選びに行った頃のことです。
私はこっそり海の彼とデートを重ね、秘密の恋を楽しみました。秘密の彼も都合がいいと思っていただろうし、結婚前の最後の火遊びと思い、楽しまなきゃもったいないと感じたのです。

恋愛の歯車はうまくいかないもの？

結婚話も進む中、秘密の彼との関係は深まり、私の中に大きな疑問が出てきました。
玉の輿に乗るなんて言う思い描いてきた密かな夢よりも、お金がなくても本当に好きな人と一緒にいたい。そんな気持ちが膨らんできました。現実主義だった私はいつも結婚と恋愛は別！子供を育てるにはある程度お金も必要。自分を愛してくれて経済力もある人が結婚しようと言ってくれているのに、将来の保証も無い浮気相手を選ぶなんてありえない。
そんな葛藤から遂には耐えられなくなり、遂に結婚見送りの決断をすることにしました。

月日が経って思うこと

結局どっちかを選ぶと言うことは無く、結婚破談後には秘密の彼との恋も終わらせ、今は一人身の人生を送っています。
あのとき結婚しとけば良かったかな？と何度も考えますが、それが正解だったのかはわかりません。
別の彼の存在もありましたが、私の中にあったセレブ妻になる野望と、自分の力で生きて行きたい、自分の仕事を成功させたいがどうしてもイコールにできなかった。今から思えば彼のおかげで自身の仕事の成功を納めることができたのは事実です。
感謝の気持ちは今でも忘れていませんし、まだどこかで再会したら今度は別の結果になるかもなんて考えたりもしますが、そんなことはなかなかおきませんよね！がけっぷち３５歳どこかで運命の相手を見つけることができるのか！