みんなの婚活体験談

みなさん気になる「他の人はどんな婚活をしているか」ここでちょっとだけご紹介します。

2015.10.16 更新

はじめてのお見合いでまさかのお相手!

28歳
職業IT関係女性
年収~350万
30代前半
職業IT関係男性
年収〜700万

都会での一人暮らしから一転、保守的な地元へ

実家は旧家でその長女である私。
その暮らしに窮屈さを感じていた私は大学進学を機に地元を出て、東京で一人暮らししそのまま就職しました。地元には帰る気もなく、そのまま都会暮らしを満喫するつもりでいました。

当時まだ20代だったこともあり、まだ結婚のことは自分には遠い未来の話のように思え、ただただ仕事と東京での暮らしに満足していました。いつか結婚するかもしれないなぁくらいには考えていましたが、その時もこのまま東京生活を満喫できる環境で暮らしたいと思っていました。

そんな私がまさか体調を壊したのは入社して3年経った頃の話。
職場も私自身も休職して体調が戻り次第の復職を希望していましたが、それまでずっと地元に帰ってくることを望んでいた実家の祖母が激怒。ほぼ強制的に地元に帰らされることになったのです。

身体が弱っているため、1人での暮らしには私自身も心配がありましたし、気持ちも弱っていたのでそんな祖母に立ち向かう元気もなく、仕方なく地元へと帰ることになりました。
正直いうと敗北感もありましたが、背に腹は代えられないということで、元気になったらまた東京に戻ろうと思っていました。

平均結婚年齢の早い地元

実家に戻ったものの、地元での暮らしはやはり私には窮屈でした。
療養中は仕方なかったものの、少し元気になったのでまずは社会復帰の意味も込めて地元で事務の仕事に就職することになりました。これは自分の中では一時しのぎの仕事で、完全復活したらまた東京で一人暮らしをしようと思っていました。

その頃には私も20代後半になっていました。
大学時代の友人たちや最初の会社員時代の同期たちはまだ結婚している子の方が少なかったのですが、結婚年齢の早い地元では結婚したり子どもを産んだり、家を建てたりという話もちらほら聞かれるようになってきました。

うちの祖母も、自分の友人のお孫さんが結婚するなどという話を聞いては内心焦っていたようです。
仲間内やご近所で結婚や出産の話題があるたびに「いい人いないの?」などと言ってきました。正直、結婚なんてまだまだと思っていた私には大変なストレスでした。

実際、地元へ戻ってくるのを機にそれまで付き合っていた人と別れ、そこからはフリーだった私。自身の健康面のことや引っ越し、新しい職場といった環境面の変化もあり、そんなことはあまり考えられませんでした。

が、祖母はそんな私に対していらだちを募らせていたようで…。
なんと勝手にお見合い話を持ってくるようになっていたのです!

私の婚活は私本人からでなく、祖母が勝手に始めてしまったものでした。

お見合い話が続々とやってくるように

祖母は自分のつてを使って、何度となくお見合い話を持ってくるようになりました。

最初の何人かはお会いすることもなくお断りをしました。
プロフィール的には立派な方々でしたが、今のご時世にでもいわゆる良妻賢母を求めている保守的な印象の方ばかり。とても私とはお話が合わないと感じました。年齢がかなり上の方もおり、ちょっとなぁとも思っていました。

そんな時、またいつものように祖母が持ってきたお見合い話。
その相手の方は現在東京暮らしとのこと。どうやら私と境遇が似ていて、本当は東京暮らしのままでいたいのだけど、会社経営のお父さんが結婚をしてほしい様子でした。本当は家の仕事を継いでほしいが、次男なので最悪継がずにこのまま東京暮らしで会社員でも良いが身だけは早めに固めてほしい、とお父さんからお見合いを持っていっているとのことでした。

実は以前から家同士が知り合いで、私もそのお父さんには何度もお会いしていました。私自身は記憶にありませんが、お見合いのご本人にも小さいころには会ったことがあるとのこと。

年齢は私よりも3つ上。
写真の印象もさわやかな方だったので会ってみるだけならいいかもと初めて思いました。もしうまく行き結婚に至ったらまた東京暮らしができるとの思いもありました。

毎回お見合い話を持ってきて会う前から断って祖母から怒られるのを繰り返しており罪悪感もあったので、会うだけ会ってみることにしました。

初めてのお見合い当日

お見合い当日の日。いわゆるホテルのラウンジでお会いすることになりました。
お相手の方が休みを利用して地元に帰っている時ということで連休中のラウンジだったので、お見合い風の方がほかにも何組かいらっしゃいました。

祖母と私の母、先方のお父様も一緒で、親同士は普段から良く知っているので和やかなムードでした。

お見合い相手は写真通りさわやかな、いわゆる好青年という感じの方。なんとなくですが、遊び上手で都会暮らしになじんでいるんだろうなとの印象を受けました。

そして、その後私たちだけで話す時間を設けられることに。
最初は雑談や近況などを話し合っていました。

会話が進む中、「僕、何度か会ってますよね?」と言われました。
「小さいころにお会いしてるみたいですね」とお返事したところ、その時のことを覚えているようでした。

私がまだ2歳くらいの時に会ったことを覚えていらっしゃって、私とんでもない癇癪を起していたそうなんです!
「すっごいわがままで印象悪かった」とはっきり言われました(笑)私は全然覚えていないのに、相手の方には相当悪い印象を持たれていたようです。

私とその方は別の大学に行っていましたが、大学のインカレサークルの飲み会でも席は離れていたけれど一緒になったことがあるみたいでした。
すごく大酒のみの女子がいると話題になっていたのが私だったそうで…。

どちらのエピソードもイメージ最悪だったみたいです。

まさかそんなエピソードを知っているなんて

この時は逆にあの子と会えるなんて面白いから一度ゆっくり話してみたいとお見合いを受けてくださったそうです。
まさかのそんな話をされて私自身は恥ずかしいやらなんやらで居心地が悪くなってしまいましたが…。

お話しているうちに、どうも相手の方もまだ結婚に関しては乗り気ではなく、お父さんから言われたので仕方なくたまにお見合いをしているという印象でした。

「私たちは結婚を踏まえてのお付き合いというよりも、同士・仲間という感じですね」という話になりました。悪いとかではなく、友人以上にはなれないなぁという印象をお互いに持ちました。

古い知り合いや共通点がある人は時にスムーズに話が進むと思いますが、私のようにまさかのエピソードを知っていらっしゃる方と出会うこともあるんだなと驚いた婚活体験でした。

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