直観を信じて行動すればよかった…

そろそろ結婚を考えようかと婚活開始

20代半ばからお見合いをかなりの回数紹介していただきました。知り合いにいろんな方からお写真を預かっている方がいらっしゃって、その方が紹介してくれて私の兄もその方の紹介で良い御縁があり結婚しました。
今から思えばあれが私の婚活の始まりでした。本当にいろいろな方をご紹介していただきました。

何人かの方とお会いしお話をしたりドライブへ行くこともありましたが、お見合いは3回目4回目あたりで結婚を決めなければいけないと言われ、なかなか踏ん切りがつかずお断りしていました。出会って数回で結婚を決めるというのはちょっと強引すぎないか、という思いが正直なところあったんです。

もちろんこちらが「まぁいいかな」と思うような方もいらっしゃいましたが、なかなかお互いの思いは一緒ではないようで先方からお断りされたこともありました。ですがこちらもそんなに好意を持つまでには至っていないため特に断られてもなんとも思いませんでしたし、すぐ相手のことは忘れてしまいました。

一緒にいて楽しい人だった

たぶん5回目くらいのお見合いの時のことです。少し早めに行くつもりが道が混んでいて遅くなってしまい、慌ててお見合いの場所に行き、飛び込むような形で席に向かい「すみません、遅れました。」と言ったときです。相手の方が私の顔を見上げたのですがその相手の表情を見たときに「あ、この人私に好意を持ったかも。」と感じました。自信過剰と思われるかもしれませんが(笑)
なぜそう感じたのかよくわかりませんが、とにかくこの人は私に好意を持ったと思ったんです。

お見合いの時、初対面でなんとなく話も進まずギクシャクしたり空気が重かったり何となく居心地の悪さを感じたことも多々ありましたが、この時はそういうことは一切なく、むしろ初対面の照れくささみたいなものが楽しく感じました。

その後ドライブし食事に行き、その間相手の方もいろいろお話を積極的にしてくれて楽しい時間を過ごせたと思います。
「タバコもやめようと思ってます。」
「もう少し痩せないといけないなぁ。」
とかいろいろおっしゃってました。好かれようとしてそういうこともおっしゃっていたのかもしれませんし、結婚を機に生活習慣を改善しようと思っていたのかもしれません。

踏ん切りがつかなかった私

私も相手の方に良い印象を持ちましたし、今までのお見合いした人たちより少し近い存在に感じ結婚の2文字も浮かびましたが…3、4回で決めるというのはやはり無理でした。お見合いのシステムをわかっていたのに踏ん切りがつかなかったのです。もっと他に良い方がいらっしゃるかもしれない、そう思ったのも事実です。

20代半ばの私はそれほど真剣に結婚について考えていなかったのかもしれません。もちろんふざけてお見合いの席に行ったわけではありませんが、今思えばやはり真剣さはかけていたのかもしれません。

結局断ってしまい後悔

結局なにか理由を付けてお断りしました。間に入ってくださった方からお聞きしたのですが、「あんなステキな人はボクにはもったいないです。」とおっしゃっていたとのことでした。

本当に申し訳ないことをしたと思いました。たぶんお友達から始めていたら最終的には結婚することになった方だったかもしれません。
その後もお見合いしましたが、初対面であのような楽しいと思うような方には会うことがなく、かなりの数お見合いしたあと親にこれ以上はお見合いしないと宣言し、私は婚活を一旦休止しました。

第一印象と直感は大事

その後もふとあの時のお見合い相手のことを思い出すことがありました。あの人と結婚を決めていたらどうなったかと。もう少し私が真剣に結婚のことを考えていたらあの人と結婚して違う人生になってたんじゃないかと。

その相手の方は別の方とお見合いし結婚されたと、間に入ってくださった方から伺いました。その人が幸せになってくれてよかったと思います。
お見合いはほんの数回デートして結婚を決めなければいけないしかなり勇気がいりますが、相手の方にお会いして最初に感じた感情はまちがっていないな、と何度もお見合いして感じました。自分の直感は信じていいと思います。