はじめは先輩の付き添いのつもりだったのに

職場の先輩に誘われて仕方なく行った合コン

当時私は3年以上彼氏がいなくて、仕事をはじめてからよく職場の先輩に誘われて合コンに行っていました。合コンはその場では楽しかったり、何度かご飯に行ったりすることもあったのですが、いくら自分がいいなと思っても付き合う段階までなかなか行かないことが多かったんです。

なので、合コンに行ってもどうせその先につながるような出会いなんてないだろうなと思っていた時に、また先輩に誘われて合コンに行くことになったので、完全に先輩の付き添いで行く気持ちで当日参加しました。相手は先輩の知り合いの会社員の方々で、年齢はばらばらでした。

その場の雰囲気で向かい側に座っていた2人がなぜか私と隣に座っていた2つ年上の男性をくっつけようとさせるやりとりが勝手に始まって、なりゆきで連絡先を交換することになりました。

まさかの遊園地デート

私がちょうどとある遊園地で新しいアトラクションができるみたいという話をしたら、私の先輩がかなり食い付いてきて「じゃあこのメンバーで遊園地行こうよー」という話になりました。雰囲気を壊したくなかったので社交辞令で「みんなで行けたらいいですね！」と話を合わせたら、先輩がその場でみんなのスケジュールを確認して日にちを調整し始めたのです。
実は私の先輩がその中の別の人を狙っていて積極的に行動していたということを後から聞いて納得しました。

遊園地の当日でびっくりな出来事

若干人見知りな私だったので、ほぼ初対面の方々と遊園地に行くのはかなり緊張しましたが、先輩も一緒だったのでちょっと安心しました。
その日はとても暑くて遊園地もかなり混んでいたので炎天下の中、長時間並んで待っていたので、私は熱中症になり途中で一瞬意識が朦朧として倒れてしまったんです。ちょっとしばらく休んだ方がいいといわれて申し訳ないから他の人にはアトラクションに行ってきて下さいと伝えて、ベンチで休んでいました。そしたら例の2つ年上の彼が飲み物を買って戻ってきてくれて、みんなが帰ってくるまで静かに横で待っていてくれたんです。そしてその後、暑かったのでだいぶ汗をかいていた彼にタオルを貸してあげたんですが、私もうっかりしていて返してもらうのを忘れてしまってました。

忘れたタオルが次のデートのきっかけに

その日は解散して、後日彼からメールが来ていて、「タオルを返すの忘れてしまってたんだ、ごめんね。会える日あるかな？」とのこと。初めはそんなことがきっかけで2人で会うようになり、その時は彼氏をつくろうとも思ってなかったので気軽な友達として付き合っていて、気づいたら毎週のように会っていました。

そして付き合うようになり、2年の交際を経てプロポーズしていただき、結婚に至りました。後から彼に話を聞いても、初めは全然好きではなかったけど気づいたら好きになっていたと言っていたので、初めから恋愛的な出会いを期待せず、自然に接していたからこその結果だったのかなと思います。