私が唯一恋をした街コン

二回目の街コンの幕開け

二回目の街コン参加でした。今回は立食形式で一つのお店を貸し切っているようで、街コン参加者であふれていました。正直人が多すぎて、どんな人がいたのか覚えていません。
私たちが到着したのは最初の方で、いち早く窓際のテーブルがある場所をキープして参加者が集まるのを話しながら待っていました。
始まる前にも、すでにできあがって盛り上がっている人たちがいる中、私たちのところにも好みではない人たちが寄ってきました。気が進まないまま適当に話を進めていると、ようやく街コンがスタートしました。最低でも何人と乾杯をしないといけないという、ノルマを活せられた乾杯が始まりました。
そのタイミングで、好みではない男性たちは去っていき安心しました。

ヴィジュアル系の二人組

二組目に現れたのが、のちに私が恋をする人です。一見、ヴィジュアル系のような髪が長めで身長が高く、クラウンのブローチをつけた二人組でした。終わってから聞いた話ですが、友達も「ちゃらいのがきた～」と思ったそうです。
こちらの二人組、ホストではなくIT企業に勤める普通の会社員だそうで、その日は4人で参加していたそうです。二人組のうちの細いほうの人は口調がおっとりしていてノリがいい先輩で、ガタイのいいほうは気の利く後輩でした。

この街コンでは、一定時間経つと男の人が話相手をチェンジしないといけないためその二人組も離れていきました。
その後、ほかの人と話しているとビンゴが始まりました。中盤で気が付いたのですが、なぜかビンゴ係の席で先ほどの二人組が手伝いをしていたのです。
それを見たときに、「なぜあそこに!?」と思いました。二人の手伝いもあっておもしろいビンゴ大会でした。

楽しかった時間は終わり

ビンゴで楽しんだあと、先程の二人が再び私達の元へ帰ってきました。なぜ、ビンゴの係をやっていたのかなどの話で盛り上がり、すごく打ち解けることができました。

終わりの時間も近づいてきた頃、「カラオケにいこう！」とお誘いがあり、人前で歌う事が非常に苦手な私も気が引けるような態度をとりつつ、内心まだ一緒にいられる事が嬉しくてついていきました。
街コンが完全に終わっていませんでしたが、そのままドキドキしながらカラオケに向かいました。
誘ったからと言って一番に歌いだしたのが細い先輩の方です。その歌を聞いた時に、初めて聞いた歌なのに本当に耳に残り、その時点でかなり好意を抱いていました。

カラオケで楽しんだあとに解散しましたが、私はまた会いたくて自分から連絡をし、数回遊ぶ事ができました。
ただ、残念ながら向こうにとっては妹的な存在で性的な感情は生まれないと振られました。
それが唯一素敵な出会いのあった街コンです。