結婚相談所での不意打ち

失恋をきっかけに、結婚相談所に登録

当時付き合っていた彼氏とは結婚を考えていたものの、いきなり別れを告げられてしまい、このままでは結婚できないのではという不安に駆られて（やけになって？）、結婚相談所に登録しに行きました。

相談所のスタッフさんはとても親身になって話を聞いて下さり、思わず泣きそうになってしまいました。
勢い任せで出向いたものの、スタッフさんの「あなたはいい人だから、きっと素敵な人が現れるはず」という言葉に励まされ、相談所で婚活することを決めました。

登録後のオリエンテーションに出向いたものの

登録用の書類を出して一週間ほど経ってから、システム等の説明があるというので相談所に行きました。
担当のスタッフさんから簡単なレクチャーを受け、帰ろうとすると「実は、あなたに会いそうな人がいるの。今日たまたま来ているんだけど、会ってみない？」
とてもありがたいお話なのですが、躊躇しました。というのも、当日の私はすっぴんに近いメイクにシャツ、ジーパン、ぺたんこ靴という格好。明らかにお見合い向きではありません。
「説明だけって言ってたのに…」と半ばだまされた気分の私をよそに、スタッフさんは別の担当の方に声をかけ、あれよあれよという間にお見合いがセッティングされました。

ま、そうですよねという感じの結末

「お相手もたまたま来ていて」という説明だったのですが、相手の男性はばっちりスーツ姿。どうみてもたまたまじゃありません。
とりあえず近くのカフェに入ったものの、あまりに釣り合わない格好と同様、話もうまくかみ合いません。
結局、一度お会いしてそれっきりという結果になってしまいました。

実は相談所に登録する際、「彼氏にうまく素を出せなくて…」というようなことを打ち明けました。スタッフさんはそれを覚えていて、私のありのままの姿を相手の方に見せようとしてくださったのかもしれません。しかし、初対面にあるまじき「ありのまま」でした。
TPOってこういう時に必要なんだな、と痛感しながら帰宅したのでした。