六本木で憧れのセレブ合コン

六本木で憧れのセレブ合コン

友人で、週に5日程度の頻度で合コンをやってる女の子がいます。私はこの友人に誘われて一時頻繁に飲み会に参加をしていた事がありました。

最初にこの友人からお誘いメールが届くのですが、そのメールを見るとセレブ男性ばかりで楽しそうな魅力的なものなので、何度か参加してみることにしました。
行ってみると、その友人の言っていたことは本当で、経営者や有名人、有名企業の男性ばかりで、予約のお店も高級店の上に、予約席も特別な個室や離れの様なところでした。

いままで行ったことのない雰囲気に圧倒され、美味しいお料理をご馳走してもらい、素敵な男性の方たちと会話を交わして解散する。というのが通常の流れでした。

婚活のつもりが目的を失う私たち

最初は婚活のつもりで参加していたのですが、毎回参加しているうちに、男性陣は特に真剣な出会いを求めてはいない様な人も多いことに気がついてきました。
それと同時に私たちも、暇な日があれば参加して、自分たちでは行けないようなお店で美味しいお料理をご馳走してもらい、女友だちとも仲良く話してお酒を飲んで気分転換して楽しければいい。そのような感じで、出会いも忘れてただ飲み会に参加するというパターンになってきていました。

どこかでは、いい出会いがあればいいなと思いつつ、既婚者の多い飲み会で、ただその場を盛り上げて帰るという、まるでコンパニオンの様な存在になっていました。

送りオオカミの男の人たち

飲み会が深夜になれば、タクシー代を1万円程度貰って帰ることもありましたが、方向が一緒の場合は家の近い男性とタクシーに相乗りして帰る事も少なくありませんでした。

もちろん家の近くで普通に降ろしてくれるのが普通なのですが、なかには「ちょっ家に寄ってもいい？」「トイレだけ貸して」と、なんとか家に上がりこもうとする男性も何人かいました。決して上げる事も家を知らせる事もありませんでしたが、段々と男性不信に陥っていきました。

最後に残ったもの

終電がなくなった時に自分の帰りたい時間に帰るには自腹で帰るしかないので結局すぐには帰宅できず、寝不足の毎日。

最初は珍しくて楽しく感じた飲み会も、段々と魅力を感じる事がなくなってきて、出会いと言える出会いもなく、強いて言えばそこでできた女友達たちでした。
知り合った女友達たちとは今でも仲がいいですが、かなりの高確率で皆まだ恋人探しをしています。皆セレブ思考はあるものの、綺麗で性格もいい子が多いので不思議ですが、本気で恋人探しや結婚をしたいのであれば、出会いの場所も見極めないといけないのかな。と思いました。