出会いを求めて婚活サイトに登録！

日常の生活圏内では出会うことのない人たちと会える場所

そろそろ真面目に結婚を考えており、友人の紹介や合コンもそこそこの数に参加したものの、結局のところ「結婚」を求めているかどうかはその場では判断しにくく確かめることもできないことが婚活サイトに登録したきっかけです。「結婚前提」の出会いを求めていた、ということが大きい理由でした。

登録数も多く、自分の希望する相手のプロフィールなどでマッチング機能を使えるので絞り込んでいきました。顔写真を登録した方がよりリアルに相手をイメージできるのですが（相手にとっても同じ）、少々抵抗があり少し慣れてからと保留にしました。

ほどなくして、私のプロフィールを見て何名かお気に入り登録やメッセージをくださり、やりとりが始まりました。
その方々は、会社と自宅の往復、または日常生活ではまずお会いするような職業・業種ではなかったので、メッセージのやりとりも興味深く、楽しいものでした。

お会いするまでの時間と気持ちの盛り上がり

何名かの方とメッセージのやりとりを継続している中で、早い段階で会いたいと言ってくる方もいたのですが、そこは自分のペースで決めることができるので1ヶ月ほどやりとりを続けました。

仕事の話だったり、休日の過ごし方だったり、何気ない話でも相手に対しての想像が膨らんでいきました。そろそろお会いしてみてもいいかなと思えた頃にお相手からも一度お会いしてみたいとの申し出がありました。少々迷いはあったものの、お相手が出張の際に何日かは連絡できないと言っていたにも関わらず会議の終わりにメッセージをくれたことで、うれしい気持ちで一気に気持ちが盛り上がりました。

そしてお互いの日程調整を行い休日の日中、人の多い場所でランチをするお約束をしました。

想像と現実の相違を埋められない

実際お会いした率直な感想として、自分の持っていた（勝手に想像していた）イメージとまったく違いました。
文面から出る人柄で私自身が勝手に作り上げていたと言ってもいいと思います。もちろん容姿についてもそうです。

オシャレをして参戦！と気合いを入れて行きましたが、待ち合わせ場所で目に入ってきたのはまさかあの方ではないですよね…と思ってしまうほど衝撃的な容姿でした。すでにその時点で意気消沈していたのですが、お約束ですのでランチまではご一緒しました。

お話をしてみて、物腰は柔らかかったのですがメッセージをしていた時のような胸キュンはなく淡々と仕事のことなどを話していました。人間最後は中身が大事と言いますが、それだけではカバーできないこともあるんだと身を持って確認したという気持ちです。お会いした後、メッセージをいただきましたが、そこにはランチで食べたお料理がイマイチだったような内容でした。

お店を予約したのは私なので、細かい反論をすれば、そこは気遣いいただいて敢えて口には出さなくてもいいことなのではないかと思いつつ、そこには触れずに丁重にお断りを入れました。

仮想恋愛を現実恋愛へ移行する難しさ

やはり最初の段階で顔写真などでの確認は必要だと思いました。もちろん相手に求めるのであれば自分自身も公開必須ですが、それくらいやってこそ真剣な婚活であるのだと感じ、私には少々その意識が足りなかったように思いました。

また、メッセージだけでは勝手な妄想がひとり歩きしすぎて、歩くどころか猛ダッシュしていきました。おかげで自分好み仕様に作り上げていたため、現実を見て撃沈しました。今後も同じような気持ちの盛り上がりから撃沈ルートを辿るよりも、合コンの回数を重ねてゆっくり自分に合う方を見つけた方が私には合っていると判断しました。

もちろん、周りにはネット婚活で結婚した友人もいるので完全否定ではないですが、私のような盛り上がり妄想タイプには良い方法とは言えないと思いました。