43歳で婚活を始め、1年後なんとか結婚できました！

親のツテでお見合いを重ねた20代

24歳から、結婚をするため親に頼んでお見合い相手を探してもらっていました。当時は、26歳で結婚しても「遅い結婚」と言われた時代で、私もかなり焦っていました。

そこで、親が複数の知り合いの仲人さんに依頼してくれ、20代はかなりの数のお見合いをしました。20代で10人以上はお見合いしたと思います。ほとんどの方が気に入ってくださり、中には、婚約寸前まで行った方もいます。

でもそれは、相手を好きだからというわけではなく、単に「嫁き遅れ」になりたくないという焦りから決めようとした結婚でした。ですので、婚約が決まる直前になって、どうしても、自分の気持ちに嘘がつけなくなって断ってしまいました。

親と険悪な関係になる30代

30代になっても、親のツテでお見合いを続けていました。でもこのころには、さすがにお見合いの話もあまり来なくなりました。
しかも、お見合いをして断ると、両親がすごい剣幕で怒り始めます。お見合いのたびに親と冷戦状態になることが続き、もうこの時点でお見合いをすること自体に嫌気がさしていました。

ですので、お見合いの話が来ても、お見合いをすること自体を拒否するようになりました。たまに友達から独身男性を紹介してもらっても、なかなか決め手となる人は現れず、30代半ばくらいには自分も親も結婚自体をあきらめていました。

43歳で婚活を思い立つ

40歳になった時点でもうお見合いの話も来なくなり、完全に自分の人生に「結婚」はないと覚悟をしていました。そして43歳になったときに、今後の人生について、親も交えて話し合いをしました。私はひとりでも生きていけると思いましたが、母は「どうしても結婚するべき」と言って引かないのです。

そこで1年間だけという条件で当時はやりはじめていた「婚活」をすることにしました。1年間だけ頑張ってそれでもだめなら、母にもあきらめてもらうつもりでした。

結婚相談所に入会

いろいろな結婚相談所を調べた結果、信頼できそうなところがあったので、そこに入会しました。すると、自分にマッチングしそうな方のプロフィールが送られてきました。
その中に、「いいな」と思った方が数人いたので自分からも申し込みましたが、さすがに年齢がネックになったのか、お断りされることがほとんどでした。

奇跡的な出会い

その後、何とか、お見合いにまで行った方もいましたが、なんとなく生理的に受け付けなくてお断りしてしまいました。
しばらく、そんなことを続け疲れはじめていたころ、今の主人と会うことになりました。
外見はそんなによくもなく、また、女性の扱いも極端にへたなひとでしたが、「一緒にいていやじゃない」ことが決め手となり結婚を決めました。それまでお見合いした人たちのほとんどが、一緒にいること自体、苦痛に感じる人ばかりだったので、新鮮だったのです。
それから、半年後には結婚しました。縁があるということは、こういうことなんだな…と感じました。