やっぱりダメな時はダメ

この人とじゃ幸せになれないな・・・

学生時代から付き合っていた彼氏の転勤で遠距離恋愛決定。誰も知り合いのいない土地に行くという寂しさから「ついてきて欲しい」と言われたものの、社会人2年目で仕事が楽しくなってきた頃だし「しばらくはお互い離れて頑張ろう」と遠距離を選択しました。
しかし彼は赴任地で先輩といろいろ遊び歩き、私が結婚したくなった頃には「お前の気持ちには応えられない」と言ってきました。しかも電話で別れ話。決定的に「別れよう」と言わない彼のずるさを感じ、私から別れを言うと電話の向こうですすり泣きしだしたのです。泣きたいのはこっち！結婚してもいざという時に守ってくれなさそうな気がして気持ちが冷めました。

とにかく良い人がいたら会ってみよう！

別れたとはいえ、5年以上も付き合っていたので精神的ダメージは大きく、見た目にも気分的にも落ち込んでいました。
職場の先輩・同僚、上司にまで「大丈夫か？」と心配される始末。母も結婚するものだと思っていたので電話１本で別れ話をした元彼の不誠実さに怒り爆発だったようです。「きっと他にもっと良い人がいるはず！」とツテを使ってお見合い相手を探す事に躍起になっていました。
私もしばらくはそんな気分になれないと思っていたけど、職場には出会いを期待できなかったので急に目の前が開け「このままじゃダメだ！」とお見合いに乗り気になっていきました。

人は見かけじゃない…けど。

母がお世話になっている方のツテで早々にお見合い相手が見つかりました。まずは写メでどんな人か見てみたんですが…ん～人の良さそうな熊さん？いや、でも人は見かけじゃない、きっと見かけ通りに良い人かもしれない…そう思い込み(これが間違ってたのかも)、写真館でお見合い写真を撮り、釣書を渡し、いざお見合いの日を迎えました。

実際に会ってみてもやっぱり見た目通りの熊さん。人当たりの良さそうなのはその通りだったけど、話が合いませんでした。自分の事を一生懸命話そうとしてくれても仕事の話ばかりで分からないし、かといって私の仕事の話をしても相手も分からない。会話は途切れ沈黙が続き何度も気まずい雰囲気になりながら過ごしました。

苦情を言われた事で一気に冷める

話が合わず気まずい雰囲気になりながらも、帰り際には「連絡先を交換したい」と言われました。でもこの時点で私は微妙だったので、「お世話してくれた人に伝えておくので後で聞いて欲しい」と言って別れました。
でも会話の中で相手の健康状態に不安を感じる内容があったため、母とも話してお断りする事に。でも相手側は「そんな事言ってない！」と私側を非難しました(私は嘘なんてついてないのに。相手が無意識に言った事を忘れたんだと思います)。
これで、“あ、終わったな”と少しホッとしてしまいました。

結婚願望が強かった私だけど手当たり次第というのはダメだと実感しました。結局、転勤で赴任してきた今の主人と出会い結婚しましたから人生わからないものです。