見た目は清楚、中身は肉食系女子になるべし

初めてのお見合いパーティー

学生時代から5年以上付き合った彼氏に振られ、傷心中だった私。友人達に愚痴りまくり、見るに見かねたある友人がお見合いパーティーに誘ってくれました。この友人、見た目は真面目そのものなんですが合コン大好き。といっても自分のセッティングした合コンでカップルができるのが楽しみで、友人自身も飲み会が好きなだけなので軽い気持ちで誘ってくれたようですが、私は元々人見知りな性格で、初対面の人とはなかなか心を開いて話せません。なのにいきなりのお見合いパーティーで不安しかありませんでした。

意外と参加する人がいるもんだな～

不安と期待でドキドキしながら、いざお見合いパーティ当日。合コン慣れした友人はともかく、私は不安で仕方なかったのでもう一人友人を誘いました。
会場はビジネスホテルの会議場。男女約30名ずつといった感じだったでしょうか。こんなに参加する人が多いのか…と驚きました。会場にはパイプ椅子が円形に並べられており男性と女性が向き合って座れるようになっていました。司会の人の説明を聞き、１分で自己紹介、雑談をして男性が次々と席を移動していき１周するまで続くというものでした。

積極的に話さないと壁の花になる

1分は短いようで意外と長いものです。お互いに名前、年齢、職業を伝え、あとは趣味の話ぐらいですが、相手の趣味が自分の興味がないものだと「へ～」「そうなんですか～」ぐらいしか言えません。それは相手だって同じ。
私は人見知りなのもあって相手の目を見て話すのがどうしても恥ずかしくてほとんど目を見て話すことができませんでした。隣に座っていた合コン好きの友人は楽しそうに話していたので、落ちこぼれになってしまったような気がして気分が沈みました。

1周した後はフリータイム。気になる人に話しかけるチャンスなんですが、目を見て話せなかったせいか顔を覚えてないという残念な結果に…私が誘った友人もあまり積極的な性格ではなかったので2人でフリータイム中は壁の花(花と言っていいのやら？)でした。

見た目を裏切る肉食系が勝者になる

フリータイムが終わると、いよいよ男性が気になる女性に連絡先を渡す時間。
まずは全員が気になる相手を紙に書き提出。その後女性は目を瞑ってコップを持ち、男性は気になる女性のコップに自分の連絡先を書いた紙を入れるというもの。なぜだか私のコップには3枚の紙が入っていましたが、もちろん顔も思い出せません。

最後にカップルが発表されるのですが6組もできていました。
そこで女性に共通するのが見た目は清楚で大人しそうなお嬢様風。あの1分でどんな会話をしたのか、かなり積極的に動いたのか、見た目とのギャップが男性に受けたのかなどいろんな疑問が浮かびました。

結局私達3人は何事もなかったかのように会場を後にし、お見合いパーティは向いてないという結論に至りました。