遠距離恋愛の行方

先輩からの紹介

私が美容部員として働いていた頃、大学の先輩から紹介したい人がいるとのお話がありました。
そのときは仕事が楽しくて、無理に彼氏を作っても…という気持ちもあったので、最初はお断りしていました。それに、まだまだ婚活しなくても大丈夫かなっという余裕もありました。

ですが、私をよく知る先輩の「絶対ななこに合うと人だよ」という言葉に促され、一度会ってみることに。
会社のほかの方も一緒に、4人で居酒屋に集まりました。

年上なのに年下みたいな。

パッと見て、すごくタイプではなかったのですが、話していくといいところが見えてきました。例えば、仕事に対する真摯な姿勢や、控えめだけどどこかこだわりの強さがあるようにも見えました。

そして解散となったのですが、彼の方から全く連絡先を交換しようという気配がありません。携帯の話を振っても普通に返され、「気に入られなかったのかな」っと少ししょんぼり。

私から「携帯番号交換しませんか？」と言うと、「え？いいんですか？」と驚いていました。
なんだか年上なのに可愛い！それが意識したきっかけの一つでもありました。

お好み焼きデート

そして2人でご飯を食べに行く約束をして、彼が車で迎えにきてくれました。
お店は彼が予約した小奇麗なお好み焼き屋さん。
店内に入り上着を脱ぐと、2人とも同じ色のボーダーを来ていたんです！それで一気に打ち解けました。

数回会って、夜景の見える公園で「付き合って下さい」と言ってくれました。
もちろん答えはYES！2人の付き合いが始まりました。

充実した日々

彼は土日休み、私は平日休みでなかなか時間を合わせるのは大変でした。
でも会うとホントに楽しくて、会えなくても彼と言う存在が私に頑張るパワーをくれました。
お正月には彼の田舎の実家にもお邪魔したり、私の実家にもあいさつに来てくれて、順調そのもの。
そんな時、彼が東京に転勤することになってしまいました。
悩む私に彼は将来的には結婚を考えいることを伝え、遠距離恋愛をすることに。

結局は…

遠距離になって半年、初めは近くにいなくても心が繋がっていると思って頑張れたのですが…。
私は仕事を辞めたくないし彼がこっちに戻ってくることもない。
そう思ったら、だんだん冷静になってきました。私は今の仕事を辞めたくなかったんです。

そして東京へ遊びに行ったときに別れを告げました。
彼のことを今まで付き合った中で一番大好きだったけど、私は仕事を選びました。
それから数年、結婚につながるいい出会いがまったくなかったので、後悔の嵐。

お互い好きでも、自分の仕事が大事すぎて結婚できないということもあるんだなと勉強になった恋でした。
結婚したいなら、ちゃんと自分の大切なことの優先順位を考えておく必要がありますね。