紹介から始まった農家の男性とのお見合い

忙しい日々に追われなんとなく生きていました

色々な地方や国に行くお仕事をしていた時のことです。一か所に居る仕事ではなかったので、出会いも紹介も無く、ただ仕事をこなす日々でしたのですが、楽しいのであまり不満も無く生きていました。

不満は無いけれど、この先がちょっと不安になった瞬間

そんな不満のない生活でしたが、女性だしいつまでも仕事があるとは限らないのです。

もし私が病気になって食べていけなくなったら誰が私を生かしてくれるんだろう、と素朴な疑問も出てきていました。親が亡くなった後にもし、私が働けなくなったらどうしよう、とも。当たり前の事ですがそれに気づいてしまった瞬間でした。

お見合いをすることに！

たまたま北海道を回っていると、知り合いの業者さんから「お嫁さんを探している人が居るんだけど会ってみない？」と言われたのです。相手は本当に普通の青年で、お父様と2人暮らしの農家の跡取とのことでした。

婚活なんてしていなかった私ですが、条件はいいかなと感じたので取りあえずお見合いをすることにしました。1日休んで彼の住んでいる地方へ出かけ、観光地を回って、ご飯を食べてとここまでは合格でした。

いざ、お宅を訪問することに

私は北海道生まれですが、農家の親戚は1件もありません。どのような生活かは知らないのですがその方が良いかもしれない、と思いました。それに男2人暮らしだから、私のやりたいように出来るんだろうからラッキー！と安易に考えてしまっていたのでした。

基本の生活が違いすぎるのは駄目

帰ってからも電話等で連絡を取り合っていたのですが、私の仕事の愚痴や悩みに彼は全然トンチンカンでした。まるで話がかみ合わないのです。彼は一応経営者ですが田舎に住んでいるため、私達の生活情報はパソコンで知る空想に過ぎません。残念な事に、私の方が実体験が多いのです。

こんな事でもなんだかスッキリしないので、その後の付き合いはお断りさせて頂きました。せっかくの出会いですが、結婚には生活環境の相違は意外と大切だと思った出来事でした。