2024.10.29 更新
日本の「結婚」は変わりつつある?結婚している人は本当に幸せなのか
日本ではかつて「結婚=人生の幸せ」という風潮が強く、「男性は結婚して一人前」「結婚して子どもを産むことが女性の幸せ」などと言われることもありました。
しかし、現代では「結婚だけが人生の幸せではない」と考える人が増えてきています。
この記事では、日本における結婚の考え方や幸せのあり方の変化、いま結婚している人たちが結婚生活に感じる幸せなどをお伝えします。
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現代の日本では結婚をする人が減少している
結婚は今も昔も変わらず、人生の一大イベントのひとつです。憧れの結婚式や理想の結婚生活を思い描き、実現するために頑張る人も少なくありません。一方で、日本では昔に比べて「結婚をする人」が減少傾向にあります。
厚生労働省の「令和2年(2020)人口動態統計」によると、1975年の婚姻件数は941,628件、人口に対する婚姻率は8.5%でした。しかし、2020年には婚姻件数が525,507件、人口に対する婚姻率は4.3%と、1975年の半分程度にまで低下しています。
また、内閣府の調査では、1975年には男性が4.3%、女性は2.1%だった生涯未婚率が、2020年になると男性は26%、女性は17.4%にまで上昇していることがわかりました。
データからもわかるように、現代の日本では結婚をしない人が増えており、生涯未婚率(※)はこの先も上昇し続ける見通しとなっています。
日本では結婚こそが人生の幸せと考えられていたにもかかわらず、時代とともに結婚しない人が増えているのには理由がありそうです。ここからは、結婚しない人が増えている理由について、データを交えながら考察していきます。
※生涯未婚率:50 歳時点で一度も結婚をしたことのない人の割合。2005 年までは「人口統計資料集(2009 年版)」、2010年以降は「日本の世帯数の将来推計」より45 歳~49 歳の未婚率と50 歳~54 歳の未婚率の平均。
金銭的な余裕がなくなっている
金銭的な余裕がないため、結婚をしない人が増えている可能性があります。
日本の平均年収は、この30年ほど変わっていません。平均給与の推移に関する厚生労働省の調査によると、1989年の平均年収は約452万円でした。ところが、30年ほど経過した2018年の平均年収は約433万円となっており、約30年前と変わらないどころか少し減少しています。
平均年収は上がらない一方で、税金や物価は年々値上がりしているため「給料は変わらないのに、支出は増えて家計が圧迫されている」と感じる人が増えているのが現状です。
また、結婚には何かとお金がかかります。近年では結納や結婚式などを行わない夫婦も増えていますが、2人での生活を始めることや子どもを持つことを考えれば、その分必要になるお金はどうしても増えるもの。
金銭的にゆとりがないことで、「ひとりでもゆとりがあるわけじゃないのに、とてもじゃないけど結婚できる余裕はない」と考える人も多いのではないでしょうか。
早く結婚しなければならない風潮が薄れた
以前は「それなりの年齢になったら結婚するのが当たり前」「ある程度の年齢になったら早く結婚しなければならない」という風潮がありました。ある程度の年齢になっても独身でいると、親や親戚からのプレッシャーや周囲の人が結婚し始める焦りから「そろそろ真剣に結婚を考えなければ」と意識する人も多かったはずです。
しかし、近年では晩婚化が進んだことで「早く結婚しなければならない」という風潮が薄れてきています。
実際に、生涯未婚率が上昇しているだけでなく、平均初婚年齢も上昇しています。厚生労働省の調査を見ると、1975年では男性27歳・女性24.7歳であった平均初婚年齢が2020年には男性31歳・女性29.4歳にまで上がっているのです。
平均初婚年齢が上がっていることで、「早く結婚しなければ親や親族に白い目で見られる」「結婚しないと周りから取り残されてしまう」といった心配が和らいでいる可能性があります。
このように、結婚を望まない人が「結婚しない」という選択をしやすくなっている状況も、日本で結婚をしない人が増えていることに関係しているのではないでしょうか。
日本人が「結婚したくない」と感じる理由
日本人が「結婚したくない」と感じるのは、前述した「金銭的に余裕がない」ことも大きな理由ですが、それだけではありません。
生き方や気持ちの面で「結婚はしたくない」「結婚はしないほうがいいんじゃないか」と考えて結婚を選択しないケースもあります。
では、具体的にどのような理由が挙げられるのか、ここからはよくある「結婚したくない理由」を紹介していきます。
時間やお金を自由に使いたい
独身であれば、仕事もプライベートも自分のペースで自由に過ごせます。しかし、結婚をして家族ができれば、時間の面でもお金の面でも、自分のことだけを考えるわけにはいきません。
場合によってはひとりになる時間すら作れないことや、欲しいものややりたいことを我慢しなければならないことも……。
「仕事に没頭したい」「趣味にお金を使いたい」などと考える人からすると、結婚は「自分を束縛する足かせ」になってしまいます。そのため、結婚をしたら自由が減ってしまうと考え、結婚に後ろ向きになってしまう人が少なくないのです。
ひとりで暮らすほうが気楽
結婚後はパートナーと一緒に暮らすのが一般的です。しかし、「大好きなパートナーとは毎日一緒に過ごしたい」と考える人がいる一方で、「誰かと一緒に暮らすのは息苦しい」と感じる人もいます。
どれほど気の合うパートナーでも、育った環境や生活スタイルはそれぞれなので、一緒に暮らせば大なり小なり遠慮やストレスが生じるものです。その遠慮やちょっとしたストレスが息苦しいと感じて「結婚するくらいなら、ずっとひとりで暮らすほうが気楽」と考える人もいます。
結婚という制度自体が面倒
お互いに支え合えるパートナーがほしい気持ちはあっても、「結婚」という制度自体に煩わしさを感じて結婚したくないと感じる人も。
結婚が決まれば結婚式をすることになったり、結婚後は親や親戚との付き合いが必要だったり、入籍や氏名変更などさまざまな事務手続きがあったりします。
結婚自体は2人の意思さえ一致すればスムーズにできますが、周囲との関係や手続きなどを考えると面倒臭さを感じてしまう人もいるのです。
家族に対して責任を持てる自信がない
責任感が強い人だと「結婚したら家族に対して責任を持たなければならない。でも、責任を持てる自信がない」と結婚に消極的になってしまう場合もあります。
また、金銭的な不安や自分の性格を考えて「自分は結婚に向いていない気がする」と思ってしまい、結婚しない選択をする人も少なくないです。
結婚をすれば、パートナーや子どもの幸せも考えなければなりません。家族に対して責任を持てる自信がなければ「結婚したい!」という気持ちも薄れてしまいます。
日本で結婚をしないメリットとデメリット
独身の生活に不満を感じていない人は、「結婚すると何かと大変そう」というイメージを持ちがち。実際、結婚にデメリットを感じて、あえて結婚しない選択をする人も増えています。
しかし、結婚しない選択をすると、メリットとともにデメリットも生じます。
ここでは、結婚をしない選択をした際のメリットとデメリットを改めて確認してみましょう。
結婚しないメリット
結婚しない選択をすると、以下のようなメリットがあります。
- 時間やお金を自分の好きなように使える
- 自分の思うままに生活ができる
- パートナーの親や親戚と付き合う必要がない
- 誰かの人生の責任を持つ必要がない
- 自由に恋愛を楽しめる
結婚をしなければ自分の生活だけを考えればよいので、時間やお金を自由に使えますし、好きなように生活ができます。趣味に没頭したり欲しいものを買ったり、休日は一日中寝たりしても、誰にも何も言われません。
また、場合によっては面倒なこともある親や親戚付き合いも必要ないです。
自分以外の人の人生の責任を持つこともなければ、恋愛も自由に楽しめるなど、マイペースに生きていけるのが結婚をしないメリットといえるでしょう。
結婚しないデメリット
結婚しないデメリットには以下の点が挙げられます。
- 親や周囲からのプレッシャーはゼロではない
- 自分の子どもの顔が見られない、親にも孫を見せられない
- 周囲から取り残されているような孤独感を感じやすい
- 病気や怪我、失職などは自分だけで対処しなければならない
親や周囲が結婚して欲しいと思っていれば、プレッシャーはゼロではないでしょう。子どもの顔も見られませんし、親に孫の顔を見せてあげることもできません。友人が家族を持ち始めれば、みんなの会話についていけないなど、取り残されている気分になることも……。
また、病気・怪我・失職など、誰でも直面しうる人生のアクシデントもすべて自分だけで対処しなければならなず、不安や心細さを感じやすい点も大きなデメリットです。
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親御様はこちらから日本で結婚した人が幸せを感じるポイント4選
結婚しない選択をする人がいる一方で、結婚する選択をする人もいます。
結婚すれば金銭や生活などの面で負担が増えるにもかかわらず、どうして結婚をするのか。また、結婚生活のなかでどのような点に幸せを感じるのかが気になりますよね。
日本で結婚した人が幸せを感じるポイントは、主に4つあげられます。
1.家族がいるから心細くない
パートナーがいれば友人には話しにくい仕事の悩みを相談したり、病気や怪我、金銭面で不安があるときにも支えてもらえます。
病気や怪我で身の回りのことができないときや落ち込んでいるときも、生活の面だけでなく精神的な面でも、家族の存在が大きな支えになるでしょう。
また、大きなアクシデントがあったときに限らず、日常的に「家に帰れば家族がいる」という安心感がある点は結婚で幸せを感じられるポイントのひとつです。
2.結婚したからこその楽しみがある
結婚はお金や労力が必要なイベントではあるものの、結婚指輪の購入や結婚式などは、一生心に残る幸せな楽しみです。
婚姻届を書いたり、子どもができれば子どもの成長を夫婦で一緒に見守ったり、結婚をしていなければ経験できないこともたくさんあります。
お金には代えられないイベントや出来事を経験することで「結婚して楽しみが増えたなぁ」と幸せを感じる人もいます。
3.人として成長できる
結婚に限った話ではありませんが、人は「誰かと一緒に過ごしていく」ことで大きく成長します。
結婚をしてパートナーや子どもと一緒に過ごしていけば、楽しいことも大変なこともあるはずです。さまざまな出来事を経験するなかで人間的に成長できることも多く、「結婚したからこそ成長できた。結婚してよかった」と感じられます。
4.税金や手続きなどの面で不安がない
現代の日本では配偶者控除や保険の扶養などの制度、入院の手続き、生命保険の受け取りなどは、婚姻関係にあったほうがスムーズに行えます。婚姻関係にないと、もしものときも法律的に家族として認められない可能性があります。
結婚をしていれば税金や手続きに関する不安もなく、結婚していてよかったと感じるシーンも少なくありません。
日本には結婚して幸せな人もたくさんいる
結婚だけが人生の幸せではないものの、結婚は人生を豊かにしてくれる要素のひとつであるのも事実です。
結婚をすることで新しい発見があったり、揺るぎない安心感を得たり、新たな価値観を手に入れたりして、これまで以上に幸せになれる可能性があります。
もちろん「自分は結婚に向いていない!ひとりでいるほうが絶対に幸せ!」と考えるのも間違いではありません。考え方や性格は人それぞれなので、結婚しなくても幸せに生きている人もたくさんいます。
しかし、結婚に少しでも興味があるのなら、結婚を視野に入れて、婚活に取り組んでみるのもよいのではないでしょうか。
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