2025.04.17 更新

「ユネスコ世界ジオパーク」阿蘇市が持つ魅力や充実した移住支援事業をご紹介！

阿蘇市は、熊本県の北東部に位置する人口約25,000人のまちです。

今回は、そんな阿蘇市に興味がある方や地方移住を検討している方に向けて、阿蘇市のあらゆる魅力や移住支援情報について、移住支援担当の児玉さんに伺った内容をもとにご紹介していきます。

阿蘇市の魅力3選
移住者の声
阿蘇市の移住支援内容
阿蘇市の移住に関する相談先
まとめ

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阿蘇市の魅力3選

まずは阿蘇市の魅力を見ていきましょう。今回は阿蘇市の魅力を3つに絞って順番に紹介していきます。

世界最大級の雄大な自然

熊本県の東部、⼤分県・宮崎県との県境近くに位置している阿蘇地域。そのうち最も規模の大きい阿蘇市は、阿蘇五岳を中心とする世界最大級のカルデラや広大な草原を有し、比較的平坦地の多い阿蘇谷と、それを取り巻く阿蘇外輪地域で形成されています。良質な温泉や清⽔たたえる湧⽔地などの火山がもたらす恵みやカルデラ内部で暮らしてきた歴史と文化は、阿蘇市でしか味わえない魅力と言えるでしょう。

地球科学的に意義のある地形地質遺産と人の暮らしが共存してきた地域として、「ユネスコ世界ジオパーク」にも認定されています。

豊富な食資源

阿蘇市は広大な土地と豊かな水源に恵まれているため、農業や畜産に最適で、特にトマトやアスパラガス、イチゴ、キャベツ、スイートコーン、米などが有名です。

また緑のじゅうたんを敷き詰めたような広⼤な草原を利用し、褐毛和種（かつげわしゅ）の「くまもとあか牛」のブランド和牛などの畜産も盛んです。ほかにも蕎麦や高菜漬けなどの加工品も有名で、市内のレストランやターミナルなどの各地で味わうことができます。

充実した子育て支援

阿蘇市は経済的なサポートや相談事業など、子育て支援も充実しています。第3子以降のお子さんをお持ちの家庭に向けた「育児手当」は、対象児童一人につき月20,000円を支給（対象児童の3歳の誕生月まで）される支援事業や、0歳～18歳までのお子さんの医療費を全額助成する「子ども医療費助成制度」もあります(保険診療のみ)。

ほかにもお子さんや保護者同士の交流の場、子育ての悩みや不安を解消する施設「子育て支援センター」や、子ども預かりの援助を受けたい方と援助を行いたい方を繋げるプラットフォーム「ファミリーサポートセンター」など、移住後も安心かつ負担を最小限に抑えてくれるような子育て環境が揃っています。

移住者の声

移住された方の口コミを調べてみたところ、、、

・この雄大な景色を毎日見られることは幸せでしかない
・空気も水もとても綺麗で、子ども達も外でのびのびと遊べる環境
・星も月もびっくりするぐらいきれいで、お水が美味しく景色も最高
・自己開拓可能な人には住みよい地域

といった声が聞かれるようです。

阿蘇市の移住支援内容

阿蘇市は経済的な支援や移住に対してのサポートなど、移住支援も充実しています。順番に解説していきます。

開業支援（農業・店舗）

阿蘇市では、就農予定年齢が50歳未満の方が農業技術や経営ノウハウを習得するため県の認定する研修機関での研修に専念する場合「就農準備資金」として年間150万円を、最長2年間受給することが可能です。また45歳未満の新規就農者は「経営開始資金」として年間最大150万円を、最長3年間受給できます。さらに「新規就農者支援事業」と呼ばれる、新規就農者の農業用機械・施設などの導入費用の半分（上限150万円）を助成してくれる事業など、就農者に対するサポートがとても手厚くなっています。

ほかにも、市内にある商店街の空き店舗を利用する方に向け、家賃を月額最大50,000円（最長3年間）補助してくれる「商店街活性化（空き店舗対策）事業」もあるなど、新天地で新たな事業を立ち上げたい方にはもってこいの環境が揃っています。

住宅に関する支援

阿蘇市には空き家バンクがあり、それを利用して県外からの移住者が空き家を購入した場合、リフォームや家財道具等処分に要する経費の一部を補助してくれる「リフォーム等支援事業補助金」の受給が可能です。補助金額は経費の2分の1以内で、リフォーム分の上限が50万円、家財道具等の搬出及び処分の上限が10万円となっています。詳細はこちらのページでご覧ください。

また阿蘇市には低額で賃借できるような市営住宅が数多く整備されています。市営住宅の詳細はこちらから確認できます。

熊本県移住支援事業

移住支援事業は阿蘇市だけでなく、実は熊本県の自治体も行っていることをご存知でしょうか。東京圏から熊本県内に引っ越す場合、単身であれば60万円、2人以上であれば100万円が支給され、18歳以下のお子さんを帯同する場合、お子さん1人につき100万円が加算されます。

移住元や移住先の要件、熊本県移住支援事業に関するそのほかの情報については、熊本県HPにあるこちらのページをご覧ください。

阿蘇市の移住に関する相談先


HP	https://www.city.aso.kumamoto.jp/akiya/living/
担当	阿蘇市経済部まちづくり課
所在地	〒869-2695 熊本県阿蘇市一の宮町宮地504-1
電話番号	0967-22-3318
定休日	土曜・日曜日・祝日

まとめ

今回の取材を通して、阿蘇市はユネスコ世界ジオパークに認定されるほどのユニークで雄大な自然やそれを生かした食資源、そしてとても充実した移住支援事業があることがわかりました。阿蘇市でしか味わえない風景やグルメはもちろんのこと、移住者にとって見逃せないさまざまな経済的支援があるので、都市部から地方への移住を検討している方は阿蘇市ももれなくチェックしておくのがおすすめです。特に地方で農業を始めたい方にとっては、阿蘇市ほどのよい環境が揃っている自治体は少ないので、それも含めて支援事業をチェックしてみるのがよいでしょう。