2024.10.29 更新
お見合いの成功率は平均どれくらい？成功率をあげる5つの方法
目次
お見合いの成功率とは
実は「お見合いの成功率」という言葉には、大きくわけて4つの定義があります。
①お見合いが成立した
②お見合いで互いに好印象だった（仮交際がはじまった）
③お見合いのあとに交際がはじまった（真剣交際がはじまった）
④お見合いで出会い結婚（あるいは成婚退会）にいたった
たとえば、お見合い成功率が同じ30％であっても、上記の1と4とでは意味合いが大きく異なります。つまり、どの定義で成功率を計算しているのかによって、数字の見え方は大きく変わってくるので、その点を強く意識しながら情報収集を進めることが大切です。
お見合いの成功率、成立率、成婚率との違い
婚活の情報収集をする際には、上記で解説した「お見合いの成功率」のほか、「成立率・成婚率」との違いをしっかりと理解しておくことが大切です。
成立率とは、お見合いが成立した割合のこと。たとえば、成立率が30％の場合には、申し入れたお見合いのうち30％が承諾され、残りの70％はお断りされたことになります。
それに対して成婚率とは、結婚や成婚退会を迎えた会員の割合のことです。以下でもまとめたように、結婚相談所によって「どのタイミングを成婚とするか？」に若干の違いがあるので注意しておきましょう。
| お見合いの場合 | 意味合い |
|---|---|
| 成功率 | 下記などの確率 ①お見合いが成立した ②お見合いで互いに好印象だった（仮交際がはじまった） ③お見合いのあとに交際がはじまった（真剣交際がはじまった） ④お見合いで出会い結婚（あるいは成婚退会）にいたった |
| 成立率 | お見合いが成立した確率 |
| 成婚率 | 下記などの確率 ①真剣交際半年以上など成婚退会の条件に合致した ②成婚退会後に結婚した確率 ③結婚にいたった確率 |
お見合い成功率は平均どれくらい？
では、お見合いの成功率は実際にどれくらいなのでしょうか。前述で解説した通り、お見合い成功率の数値は定義によって異なるので、以下ではそれぞれの定義にわけて成功率をご紹介していきます。
お見合いが成立した確率
IBJ（日本結婚相談所連盟）が2013年に発表したデータによると、お見合いが成立した確率は以下の通りです。
全年齢男女：平均6.6%
※20～30代は男女いずれも平均以上（6.6%～11.4%）
20～30代の若い世代に限定しても、お見合いが成立する確率は10人に1人程度。また、男女のいずれも年齢を追うごとに確率が下がっていくので、お見合いを成立させるには早めに行動を起こすことがポイントになります。
お見合いの後に交際にいたる確率
お見合いの後に仮交際にいたる確率や、真剣交際にいたる確率については、残念ながら参考になるデータがありません。なぜなら、お見合いをする当人の目的や相手のスペックによって、婚活の状況は大きく変わってくるためです。
たとえば、40代の男性会員が20代女性を希望する場合、主なライバルは20～30代の男性となります。一方で、同じ40代男性の方が同年代の女性を希望するケースでは、20～30代の男性は主なライバルにはならないので、20代女性を希望した場合と比べて「交際にいたる確率」は高くなるでしょう。
このように、お見合いの後に交際にいたる確率については、婚活の状況次第で大きく数値が変わってくるので、一概に確率を計算することはできません。
お見合いで結婚にいたった確率
お見合いで結婚にいたった確率については、いくつかの結婚相談所が「成婚率」としてデータを公表しています。
たとえば、お見合いに強い大手結婚相談所「パートナーエージェント」の成婚率は約27.2％。これは年間成婚退会者の人数を、年間平均在籍会員数で割って算出した数値です。
一方で、「日本結婚相談所連盟」の成婚率（成婚退会者数 ÷ 会員数）は、約16.0％とされています。このように、成婚率は結婚相談所によって変わってくるため、最適な婚活環境を整えるには「相談所選び」にもこだわらなくてはなりません。
なお、成婚率は定義によっても大きく異なるので、どのような計算式なのか確認するようにしましょう。
お見合いの成功率を上げる5つの方法
ここまでご紹介した通り、お見合いの成功率はそれほど高いとはいえません。
この成功率を少しでも高めるには、ポイントやコツを押さえてお見合いに臨むなど、婚活に工夫をとりいれることが重要になります。
そこで以下では、特に押さえておきたい「お見合いの成功率を上げる方法」をまとめました。
相手の品定めをやめて好意的な態度を心がける
お見合いは将来のパートナーを見極めるためのイベントなので、「しっかりと品定めをしたい！」と考えている方は多くいらっしゃるでしょう。しかし、品定めをする言動は相手に見透かされるものであり、なかには「失礼な態度だ」と感じる方もいるので、品定めにつながる言動は基本的に避けるべきです。
相手に好印象を与えるには、まずは「お見合いを楽しむこと」が何よりも大切。具体的には会話そのものを楽しんだり、笑顔を心がけたりすることで、相手からの印象はガラっと変わります。
特に「相手のことを深く知りたい」「価値観をすり合わせたい」などの気持ちが強すぎる方は、品定めに意識が向きがちなので要注意です。マナー違反とまでは言われませんが、そもそもお見合いだけで相手のすべてを評価することは難しいので、まずはお見合いそのものを楽しめるような計画・プランを考えておきましょう。
好印象の人と出会えたら、自分の思いをストレートに伝える
お見合いでは好印象の相手と出会えたら、「また会いたい」「もっと話したい」のように、ストレートに思いを伝えることが重要です。シンプルな言葉に見えるかもしれませんが、お互いに婚活をしている（＝ライバルがいる）状況下では、ストレートな言葉を伝えるだけで相手に安心感を与えられます。
ただし、「付き合いたい」や「結婚したい」のように踏み込み過ぎると、なかには引いてしまう方もいるので要注意。小細工や駆け引きは基本的に必要ないので、将来を意識した言葉ではなく、そのときに感じている真っすぐな気持ちを伝えると良いでしょう。
お見合いにふさわしい服装や身だしなみを心がける
服装や身だしなみは、相手からの「第一印象」を決定づける要素です。お見合いにおいて外見を整えることは、前提とも言えるほど基本的なマナーなので、当日までにきちんと準備を整えておきましょう。
男性はスーツスタイル、女性はワンピースを選ぶと無難ですが、「明るさ」や「清潔感」は強く意識しておく必要があります。また、派手すぎると相手を引かせてしまう恐れがあるので、オシャレ要素は控えめにとりいれると良いでしょう。
そのほか、爪やヒゲなどの身だしなみや、服の「ニオイ」なども注意しておきたいポイント。ニオイは意外と見落としがちなので、当日に身につけるすべてのアイテムを確認しておくことが大切です。特に喫煙習慣がある人は、消臭スプレーなども活用しながらしっかりとニオイ対策をしておきましょう。
品良く落ち着きのある言動を心がける
結婚を見据えたお見合いの場では、男女ともに「品の良さ」をアピールすることが大切。たとえば、丁寧な言葉を使いながら相手の話をじっくりと聞くと、それだけで「品が良い」「落ち着いている」などの印象を与えられます。
多くの方は「自分をアピールしたい」と感じるかもしれませんが、あまりにも過剰なアピールは悪印象につながってしまいます。そのため、自分を持ち上げるために何かを貶めたり、自慢話だけで盛り上がったりするような言動は控えましょう。
また、お見合い相手が大人しい方の場合は、適度に自分の話を盛り上げながら、答えやすい質問を投げかけると雰囲気が良くなります。お見合いにおける会話は、基本的に「相手に合わせること」が求められるので、いくつかパターンを考えておくと良いでしょう。
相性のいいベテランの仲人（相談所の専任担当者）を見つける
お見合いを成功させるには、「仲人との相性」にもこだわる必要があります。
仮に仲人との相性が悪いと、相手選びの段階から理想のパートナーを紹介してもらえません。さらに、自分の魅力を見抜いてもらえないので、どうしてもお見合いの成功率は下がってしまうでしょう。
一方で、仲人との相性が良い場合には、自分の魅力をしっかりと相手に伝えてもらえます。つまり、お見合い相手に好印象を与えやすくなるため、「自分の気持ちを汲み取ってくれる仲人か？」や「仲人と価値観が合っているか？」などは事前にチェックしなければなりません。
もし相性の悪い仲人にあたった場合には、サポートスタッフに相談して交代できないか交渉してみましょう。多くの結婚相談所では、希望があれば仲人交代に対応してくれます。
お見合いがうまくいかない、不満を感じたら
本記事でご紹介したポイントを押さえても、お見合いは必ず成功するわけではありません。実際に「お見合いがうまくいかない」「紹介される相手に満足できない…」など、不安や不満を抱えている方は多くいらっしゃいます。
冷静に分析した結果、自分の非がなかなか見つからないときには、「結婚相談所の乗り換え」も選択肢として考えてみましょう。たとえば、仲人にスキルがなかったり、お見合いシステムが自分に合わなかったりする場合には、結婚相談所を変えると一気に状況が改善する可能性があります。
大手結婚相談所では「他社からの乗り換え割」が実施されています。そのような相談所を選べば、コストを抑えつつ婚活環境をガラっと変えられるでしょう。
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